費用・準備物

フラメンコ、その他イベント費用もある

まだある出演料!

フラメンコの費用と言えば、月謝と発表会の費用、衣装やレッスンで使う小物などの購入費が主ですが、実はまだ、他にもあるんです。
・・・それは、発表会以外のイベント出演料。
え?イベント出演なら逆にギャラがいただけるんじゃないの?・・・いえいえ、違います。出演する側が支払います。
発表会の自分の立ち位置に不満がある。私はもっとやれるぞやってやるぞ!発表会だけでは物足りない、もっと舞台に立ちたい。1人でも踊ってみたい。と言う方は、スタジオライブに出てみましょう!

スタジオライブとは、普段レッスンをしている稽古場の一角を舞台にし、パイプ椅子などを設置して行う内輪のイベントです。うちの教室ですと、出演料は8~10万くらいです。1曲の出演料として、10万払うのです。高いでしょう?でも、毎回10人くらいはソロ出演者がいます。グループ出演はほぼなし。うちは群舞が多いゆえに、スタジオライブはソロ志向の生徒さんを納得させて競合他社?へ流出させない作戦かもしれません。
10万には発表会と同様に、衣装や小物、ギターとカンテさん代込みです。これに加えて、先生の個別指導代金が追加されています。普通の生徒が先生に1対1で指導してもらう機会はなかなかありません。

1人でのチャレンジ

ちなみに、ソロ出演だからと言って、踊りが上手いとは限りません。でも、ここは上手い踊りを見るのが1番の目的ではありません。出演者側は、普段の群舞(なんだかんだ周りに頼り助けられている)とソロの違い(自分でどうにかしないといけない)を痛感しながらたった1人で稽古を続け、舞台に立ちます。ギターさんカンテさんとも、自分で意思疎通をせねばなりません。ほんっとうに大変ですが、その経験により、今後の自分の踊りの技術はもちろん、表現、メンタル面、日々のレッスンへの取り組み方が急激に変わります。私は初めてソロで踊った時、壁を突き抜ける感覚と言えばいいのか、自分が変わったのを感じました。

一方、その、ソロで踊る仲間を観に来る側にも、衝撃が走ります。普段仲良くなぁなぁと生暖かく?一緒に和やかに踊っている仲間が1人で踊る姿、1人で1曲を完成させている姿を目の当たりにして、焦りもするし、尊敬もするし、欠点も見えてしまう。わぁ、私はこのままではいけない!と気づくのです。
踊るほうにも観るほうにも変化が訪れる。
アレですね。先生はなんて商売上手なのでしょう。私たちの心理を絶妙に把握しコントロールして、教室運営がなされているのかもしれません。
発表会でお金がかかる上に、まだ他の出演料もかかるなんて・・・と思ってしまいますが、それに見合った成長のできる良い機会です。毎回出演する人、5年や10年の節目で出演する人、今まで頑張ってきた自分の中の気持ちに区切りをつけるために出演する人、それぞれの内に秘めた思いは様々です。
「チャレンジ」と「気づき」は大切ですね。
『No pain, No gain』皆さんも、メンコ人生において1度は挑戦してみてください。


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