・生徒が若い人ばかりだったらどうしよう
・スタイルの良い人ばかりなら恥ずかしい
・フラメンコ習う人って性格きつそう
・OLさんが多い?
・・・最初はいろんなことを考えませんか?
フラメンコ習う人って性格きつい?
・生徒は、30~40代が中心。たまに学生もいますし、お子さんが成人しているくらいの50代の方もいれば、お孫さんのいらっしゃるマダムもいます。
・スタイル抜群の方もいますよ。
でも、いろんな体型の方の集まりです。ただし、「私はスタイルが悪くて・・・」と躊躇するタイプは居ません。
・性格がきついという表現よりは、精神的に自立した女性が多いです。上級クラスにあがるほどに、裏表の本当に少ないサバサバした男前社会。発表会の群舞等で意見がぶつかる時は、互いに発信&受容して解決策を探しますし、誰かがレッスンでつまづけば、「私もそこわかんないんだよねー」と、居残って一緒に練習してくれるのです。
・生徒の職業は、学生、会社員、フリーランス、派遣社員、主婦などです。会社員が圧倒的に多い。その日仕事でトラブルでもあれば、レッスン前の更衣室では怒涛のトークがなされます(笑)。
フラメンコ「仲間」
生徒間でよく言うのは、
「大人になってから始めた趣味で、フラメンコの苦楽、仕事や恋愛、結婚、出産という人生を共有する仲間ができるなんて、思ってなかった。」ということ。
年代も、働く業界も、育ってきたバックグラウンドも全く違う。でもフラメンコにおいてはそういうのとっぱらった関係。共通しているのは、フラメンコが好きだ。もっと学びたい、上手くなりたいと言う思い。
時に意見もぶつかりますが、言いづらいけれど話し合ったほうが互いのためになることを、逃げないで敢えてぶつけてくれる存在はとても貴重です。
向いていない人
・自分勝手な人
(レッスン中、「先生!」私はここがわかりません!ちょっと待って。もう一度やって!」と言えちゃう人とか)
・人の時間を奪う人
(なんでもかんでも教えてもらおう、楽して覚えよう、というズルい人)
・卑屈なマイナス思考の人
(あの子はスタイルが良くて美人だからセンターで踊れてるだけ、なんて、口にしてしまう人)
・・・とりあえず、努力ができない消極的な人、理屈屋さん、は向いていないかと。
不思議なことに、こういう方は徐々に消えていきます。どこに行っても、ぶつぶつ文句ばっかり言ってるのかもしれませんけれども。
向いている人
長くフラメンコを続けてきて、「向いてる人=生き残ってる人」とするならば、
・安定した仕事(収入)がある人
・羨み、妬み、恨みの感情を持たない人
・自分の思った事をきっちり言葉にできて相手に伝える事ができる人
・他人に自分の至らなさを指摘されたらきっちり受け止め、改善のための努力ができる人
・自分に厳しく、高い目標を持てる人
が、フラメンコには向いているのかなと思います。
ちなみに私はキャラ的に先生に怒られるターゲット。
私がご指名で怒られたら、クラスメイトは「しめしめ。ザマァ~。」なんて思いません。みんな、自分が怒られたと受け止め、徹底的に練習します。そしてクラス全体のレベルを上げていきます。
チームメイトの結婚披露宴にみんなで参列することだってあります。新郎に挨拶すると、「みなさん!いつもありがとうございます。自分の奥さんがこんな良いお友達に囲まれてほんとに嬉しいんです。」なんて言われて、じーんとしてしまうことも。
フラメンコのスキルを上げたい。それは最大の目標。辛いけれど、孤独な闘いではない。共にレッスンを受けるチームメイトは最大のフラメンコ財産になります。フラメンコは、性格がきつかったり暗かったりする女性の集まりで、いじめや確執がある習い事ではありません。
「どんな人たちと一緒になるんだろう」ドキドキや不安な気持ちは最初だけなのです。がんばっていきましょう!!