良くある質問

フラメンコにするか、バレエにするか

オトナ女子の習い事と言えば

「フラメンコとバレエ、どちらを始めるか迷っています。」
わかります!私もそうでした。踊りの経験者でもないので、バレエとフラメンコに対するイメージは漠然と、「音楽に合わせて踊る」くらい。体型維持や健康の為に身体を動かしたいけど、ただ走るのもつまらないし、スポーツクラブに通うお金を払うのであれば、人に披露できるような何かを始めてみたい。そんな思いで、色々情報収集していました。

フラメンコとバレエの違い

明らかな違いは、
・フラメンコシューズかトゥシューズか
・ファルダかチュチュか
・クラシックかギターか
くらいですかね。
フラメンコより高いだろうと思っていた月謝は、実はバレエのほうが安い。週に何日も通うほどに、割引率もすごい。フラメンコはなんであんなに月謝が高いのだ???

発表会については、ピンキリ。バレエは「役」がありますので、ちょっと上手くなって役がついちゃったりすると、先生の個別指導代やお土産的なものまで発生して、いろいろ大変みたいです。また、最近ではホールで発表会をやらないからウチは安くすみます!というバレエ教室も出現してきました。
トゥシューズは5000-10000円くらいで買えるし、レオタードやらバレエ用スカートを用意したとしても、バレエのほうがフラメンコよりは初期費用はおさえられます。

バレエではなくフラメンコを選んだ理由

私がなぜフラメンコを選んだかと言うと、旅先などで言葉の壁を越えてコミュニケーションがとれるかなと思ったからです。誰かが歌えば、ギターがあれば、リズムがあれば、輪に入っていける。旅好きなので、密着型旅番組みたいなことをやってみたかったから。

・・・それと、他者に与えている自分のイメージでいけばバレエしかなかったんですが、見栄やプライドや恥ずかしさとか、頑なになってしまった殻を破ってみたかったから。情けない自分とか、弱い気持ちをさらけ出すって事を、無言で、踊る事で現すってできるのかなって思ったから。

実際スペインを旅した時、グラナダのタブラオにショーを観に行ったら、座っていた椅子から出演者に引っ張り上げられ、一緒に即興ブレリアを踊ることができたんです。引っ張り上げたスペイン人も、踊りながらすごくびっくりして大ウケしていましたが、私自身もすごく楽しかったし、他の観客のみなさんも「なんだあの日本人?」と注目してくださって、忘れられない経験になりました。

気持ちをさらけ出すって部分は、まだまだ出来ていません。先生も私の欠点を見抜いていて、「わあ、綺麗ですね、それだけでいいの?何か伝えなくていいの?倒れ込むくらいこの1曲に自分をこめなさい!」と、折に触れてズバッと射抜かれています。

フラメンコでバレエを習う

また、「フラメンコ」の枠には入りませんが、「スペイン古典舞踊(クラシコエスパニョール)」というクラシックバレエとフラメンコが融合したような踊りもあります。フラメンコシューズをはいて、カスタネットを持って、クラシックの曲でバレエっぽく踊るのです。
(詳しくは別記事、「クラシコはいつから始められますか?」をご参照ください。)

クラシコも教えている教室を選べば、バレエの要素も多く学べると思います。
カスタネットは別にそんなやらなくていいし、クラシコよりフラメンコがやりたいんだけどって方も沢山いらっしゃると思いますが、クラシコで教わる身体の使い方は、後にフラメンコでも大いに役立ちます。
それに、バレエ教室を併設している教室もありますし、別にバレエ教室に通う生徒さんもいます。それだけ勉強になるということです。

バレエに決めなかった理由

一方、バレエを始めようという気になれなかったのは、私の場合は「運動神経も柔軟性もないのにこの歳からバレエを始めて、トゥシューズでつま先立ちしてプリマドンナのように片足でクルクル3回転とかできるんだろうか???」という思いが拭い去れなかったから。
フラメンコはとりあえずヒール靴(フラメンコシューズ)だし、柔軟性もそんなに関係ないだろうし、十分な大人になってから始める人も多いだろうから、という安心材料が幾つかあったから、それらが背中を押してくれたのかもしれません。
迷っているなら、私はフラメンコをお勧めします。でもごめんなさい。初期費用はかかります。
最後にひと押しするとすれば、フラメンコのほうが、体型が関係ないです!多少お肉がついていても、武器になります!!

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