衣装を着ると気になる傷跡。フラメンコの衣装は結構、肌の露出がありますが、脱毛と同様に気になるのが、「あざ」や「傷跡」です。
腕、デコルテ、背中は特に目立ちますね。生まれつきの蒙古斑や、火傷・切傷の跡や残ってしまったケロイド、そして、ファッションで入れたタトゥー。
これらは普通のファンデーションでは隠せません。小さければ、薄暗いタブラオでは目立たない。それでも女子たる者にはデリケートな問題です。
うちの教室では、「出来るだけ隠す努力をして」、と言われます。でも、かなり汗をかいてメイクもとれたりするから、普通のコンシーラー的なものでは心配。
最近は医療用など様々なものが手軽に買えるようになりました。用途や使い勝手の良さにより、自分にあうものを見つけておきましょう。
濃いものを手っ取り早く隠すなら「ファンデーションテープ」
タトゥーや蒙古斑には『ファンデーションテープ』がオススメです。
ファンデーションテープ 防水 日本製 テープ 傷 隠す シール 選べる6色4サイズ湿布薬のように、フィルムを剥がして貼るだけです。水に濡れてもOKで1週間くらい貼りっぱなしでいられます。手に取ると薄さにびっくりするはず。
・貼り方にコツがある(上手く貼らないとシワシワになって目立つ)
・自分の肌に近い色のテープを選ぶ
のが、ポイント。
色が濃く、化粧品のコンシーラーではうまく隠せないタトゥーや蒙古斑で困っている方は、試してみて下さい。色はピンクオークル、ベージュオークル、オークル、タンオークルの4色展開、サイズは絆創膏、標準、大判の3サイズです。各シートの淵の部分は色味が薄くグラデーションがかかっていて、地肌になじみやすいようになっています。
指輪状のタトゥーは絆創膏サイズを貼れば解決するし、肩や背中の蒙古斑には、コンシーラーをぬってちょっとぼやかせてから標準や大判サイズを貼ると、だいぶ気にならなくなります。
各色の入ったサンプルセットが500円くらいで買えるので、最初はお試しで買ってみても。
初回限定『肌かくしーとお試しセット』タトゥー・傷あと・あざを隠すスキンカバーシート![4枚入り(各色1枚入り)
似たような商品が数社から出ているので、『あざ 隠し シート』などのキーワードで検索してみてください。「肌かくしーと」「トップシークレットフィルム」「はるコスメ」などなど、出てくると思います。
(「肌かくしーと」に関しては、マツモトキヨシの店舗にサンプルを置いてあるようです。)
・・・ここまで書いておいてなんですが、最も安く、がさつに隠す方法は、スポーツで使う肌色テーピングを貼ることです(笑)。でも、見た目が美しくありませんので。
顔など繊細な部分に、時間をかけてもいいなら化粧用コンシーラー
頬のあざや、凹凸のある火傷のケロイドなど、ファンデーションテープを貼るのをためらうような部分は、やはり化粧用のコンシーラーが最適。
オススメは『カクシーラー』か『マーシュフィールド』です。
こちらも汗や水に強く、カバー力ばっちりです。色はナチュラルとライトベージュの2色のみですが、塗り重ね具合で若干の色の調整はできます。普段メイクのくま隠し用コンシーラーとしても使えるので、1つ買っておけば万能。無駄になりません。
上記の品々が出回る前に私が使っていたのが、カバーメイク専用化粧品の「マーシュフィールド」。聞いた事ないかもしれませんが、「天までとどけマスカラ」などの伊勢半さんのグループ会社です。
マーシュフィールド SC ボディカバーファンデN (各40g)
顔用とボディ用があって、あざ、白斑、傷痕、色素沈着、ほくろ、乾癬の痕、妊娠線、肉割れ、タトゥーなど、様々なタイプに使えます。もちろんウォータープルーフ。べったりつけるというよりは、軽く薄く重ねていく感じ。
これ、普通に買うとちょっとお高いのです。私は、マーシュフィールドの通販サイトから直接、サンプルを購入していました。今は5タイプ、各650円でお試しができます。
デリケートな部分に直接塗るものは、かぶれる等の副作用は避けたい。ちゃんとしたものを選びたいですよね。そんな時はこちらを使うとより安心だと思います。
東京だと市ヶ谷の本社で、60分もあるのに無料のカウンセリングが受けられます。大丈夫。無理に購入しなくてもOKです。
マーシュフィールドのHP、見てみてください。
自己満足かもしれないけれど
実際、自分が嫌だなあと思っているあざやしみは、他人からしたら「え?あったっけ?気づかなかった。」というくらいの些細なものかも。
でも、発表会の舞台写真にあざが写りこんでいたり、
何も気づかないメンコ仲間に「○○ちゃん、ここ汚れてるよ!」「青くなってるよ?」なんて言われた時、心の奥で傷つきますよね。
それより前の段階で、着たいデザインの衣装を避けたり、稽古中も長袖でずっと隠しているような方もいらっしゃるかもしれません。
今はいろんな便利アイテムが出ていますし、誰かと顔をあわせずネットで購入できるから、恥ずかしいことなんてないです。自分にあう品を探して、堂々と、肌見せしましょう。
あざ隠しではなく体毛問題が気になる方は、別記事の『衣装と脱毛』をご覧ください。フラメンコの衣装って結構肌の露出が多いですから、日ごろのお手入れで手を抜いていると、イザって時に慌てたり、ズボラになりすぎて「平気」になってしまいますよね。お客様には、どこから見られているかわかりません。ぬかりなく、いきましょう!