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フラメンコあるある

赤×黒の組合せは任せて!

クリスマスや忘年会、新年会などなど、メンコ仲間が勢ぞろいすることが多いこの季節。
つまりは・・・
服装、かぶりませんか?

6人集まれば半数くらいは
1.黒セーターに赤スカート
2.赤セーターに黒スカート
3.全身黒コーデで靴だけ赤&エンジ系パンプス

こんな結果になりません???
例えばそんな6人でテーブル席に座る時、劇場みたいに1列で座るとなると、メンコ病が発症!!!

脳裏にしみついたレッスン中の先生の神の声が聞こえる。
「考えて、美しく並んでよ!」
「考えて、賢くやりなさいよ!」

その日の服の色、身長、ペアリングをみんなが瞬時にパパッと考える。
「あ、私ここ」
「じゃ、私こっち」
「背のバランスが納得いかないけど、これだとどう?」
 ↓
「オッケーきれい!落ち着くうう!」
・・・すっかり、教祖様(先生)の教えが身にしみついています。

え、何それちょっと引いちゃうんですけど。。と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、こういう日ごろからの実践というか「慣れ」が、通常のレッスンでも、発表会でも、すごく活きてくるのですよね(群舞が多い場合ですが)。

訓練の賜物。感覚的に覚えてしまう。

例えばレッスンでの並び。
3列各8人くらい居て窮屈なのに、「KYあばれるさん」が居ると、列が乱れませんか?「私の陣地に侵入してくるなよ!狭いじゃないかぶつかるじゃないか。」と、イラつく訳であります。

すると私は列の横線から飛び出す。それを見たみんなは、横並び3列ではなくジグザク並びにシフトする。もちろん、何の会話もなく。サパテアードの足レッスンを受けながら、自然と形が変わっていきます。

とある日は機嫌のよろしくない先生がレッスン冒頭でつぶやく「なんて色がガチガチなの!」
すると、さーーーーーっと、レッスンウェアの寒色と暖色で左右に別れる。

別の日は、1列目に青、2列目に赤、3列目に柄、なんて、生徒間で自然と並ぶ。
すると、「今日はそうきたのね!」と、先生ニマっとする。

発表会でも然りです。
振付(フォーメーションを決める)時も、
「出は板つきのポージングです。シルエットが照明で浮かぶ感じ。とりあえず適当にやってみて!」と言われれば、みんなの頭の中で今までのあらゆる先輩方の板付きの様子が再生され、自分たちだったらこうかな?という形をすぐに作っていきます。1人は後ろ向いて背中を見せたり、1人は片膝をついたりなどなど。
「出は両サイドから出るから大小2グループに分かれて。出きったら、最初は誰誰がトップのペンタゴンね。」と言われれば、舞台に登場して5角形になった時の立ち位置の状態までを自分たちでやります。

「そうじゃないでしょ!」と言われれば、すぐに別バージョンへ移動。慣れたもんです本当に。

衣装が配られれば、「ん?あの位置の時に色の並びがおかしい」とすぐに気がつく。「先生、ちょっと見てください!」と早めに対応。

こういうことって、普段から意識していないと、やはりできないです。(身につきすぎてしまってもはや病気なんですが)「見た目の形の美しさ(フォーメーション)」が常に頭にあると、発表会本番で不慣れな会場でも、鏡が目の前になくても、感覚でポジショニングできます。

つきあいの長いメンコ仲間。あうんの呼吸とでも言えば良いのでしょうか。・・・という訳で、今回はフラメンコあるある、にちなんだこぼれ話でした(笑)。みなさんのお教室でも結構当てはまるのではないでしょうか???

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