レッスン・発表会

フラメンコレッスン①構成

フラメンコを始めてみようと思ったけれど、実際、どんなレッスンなのか見当もつかなくて不安、という事もあると思います。
ビギナーさんだと多くの教室では1レッスン60分です。
中には準備体操(ストレッチ)のある教室もありますが、私の教室はそういう身体のメンテナンスは自己責任なので、20分前にはスタジオに入って着替えを済ませ、各自でストレッチをしながら、前枠のレッスンが終わるのを待ちます。

全体のおおまかな構成

1レッスン60分の構成はこんな流れです。
(90分ではきっと、身も心も相当きついはずです!)
10分 パリージョ(カスタネット)
15分 基本の足うち
25分 練習曲のパソ(足)や上体の振り
10分 ブラソ(腕)の使い方や回転

あっという間に、時間は過ぎます。

構成内容は先生の得意分野が関係あり

レッスン構成って、先生のフラメンコ指導に関するお考えはもちろんですが、得手・不得手によっても結構変わると思うのです。

うちの先生は、
カスタネットが大好き。
日本人はスペイン人にカスタネットでは勝負できる。
身体の基本姿勢ができてなかったら早い足なんて打てない。
曲の振りだけ覚えてもそれは踊りではない。
クラシコが得意で回転大好き。
たとえどんな瞬間を写真に撮られても美しく

という方なので、
60分のレッスンでまんべんなく、集中力を切らしたらすぐに牽制球の飛んでくる、バランスのとれた練習を行います。
中にはカスタネットを重視していないお教室もあるようですよ。

休憩時間はナシ!

また、気になるのが、「休む時間あるの?」ってところですよね。

休憩時間はありません。
「ちょっと待って!息があがっちゃって・・・」という時も、レッスンは進んでいきます。

水分補給をする時間も、ありません。
各自、500ml~2Lの水やお茶をスタジオに持ち込んでいますが、「お水とって下さい」とは先生は言わないので、前後列が入れ替わる時や、カスタから足打ちの切れ目の時などに、自ら給水しにいきます。
夏場は、熱中症で倒れる人もいます。スタジオ内はもちろん空調がきいていますが、みんなの熱気で鏡がくもり、そして自分の頭に血が上って座り込んでしまう人も、たまーに出ます。それだけ、集中してるんです。
あまりにも私たちの様子がおかしい時は、先生もさすがに、「やめやめ!みんな水分とって!」と、言ってくれます。。

レッスンの受講回数(頻度)

上級者になってくると、なかには続けて2レッスンは常識、強者は3レッスン受講するという状況になります。
その場合は休み時間なしで、2.3時間は踊りっぱなしです。
月水金1レッスンずつ受講するバランス型より、土曜に3レッスン受講する効率型の人の場合、そうなります。

ビギナーさんの場合は、週1レッスンで始めて、2年目からはテクニカクラス(何かに特化した特訓クラス)を追加して週2にし、体力とお財布と相談しながら徐々に増やしていくのが良いです。
仕事の都合などで休んでしまったレッスンは振替たり、足をケガしたりして踊れなくてもレッスンに出たい時は、足打ちの時は見学して他は参加、ということもできます。
各分野の練習については、のちほど別に触れていきます☆

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