レッスン・発表会

フラメンコ発表会③振付後の自主練

振付終了直後は、各自が自分の動きを思い返します。録画は禁止なので、録音を聞いたりしながら。
そして、この時は誰と誰の間に居た、次は誰の左を抜けて対角移動した、など、まとめていきます。
それぞれが3曲出演していたりすると、メンバーも被っていたりして、3曲がごっちゃになり、記憶が鮮明なうちにすぐ洗い出さないと、後あと、先生の雷が落ちることになるのであります。。

踊りのフォーメーションを確認

そうこうするうちに、必ずやチームの誰かが、全体フォーメーション図を作ってくれます。
それを元に自主練開始。場所は、教室のスタジオを借りたり、水道橋のプレステージやマンサナ、恵比寿のイベリアなど、有料の場所です。
ここでも互いに、わからない振付の確認、移動時の通り道の確認をしながら、改善の為の意見を出し合います。
「ここはAちゃんとBちゃんがが頂点の三角形が2つ並ぶのね。今、三角に見えてないからもうちょっとくっつこう。」
「ここはCちゃん頂点のペンタゴンね?互いの相方、確認して立ち位置揃えて!その二人は膨らみすぎかな。」
「ここでAちゃんが速攻で動かないと最後のFちゃんの移動が間に合わないから、急いで!」
「・・・じゃあ、次の移動いこう。動いてみて!」みたいな感じ。
だって最高のパフォーマンスしたいじゃないですか。力を出し切りたいじゃないですか。群舞はチームワークなしには成り立ちません。

自主練は腹を割って

時には、色々すっ飛ばして、
「最初のAちゃんが遅れるとみんな遅れてコンパス逃すから、死守して!」
「Bちゃんが好き勝手暴れると、両隣の2人の行き場がなくなってフォーメーション崩れるよ!」
「Cちゃん、ここ遠慮しすぎだから、Bちゃんが邪魔だったらプレッシャーかけてどかして!じゃないとみんなの移動が遅れる。
「・・・そっかごめんごめん!」という言葉も飛び交います。
うわー女の世界⁈ではないですヨ。これが一番、さっぱりと手っ取り早いのです。
こういうことを言い合える仲間だからこそ、ただの習い事で済まさずに、踊りも気持ちも、成長していけるのかなと思っています。

客観的に確認して仕上げ

自主練の期間は2,3週間程度。毎日練習できる訳ではないので、全員が揃って練習できるのはほんの数回です。
上級になるにつれて外部での練習はしなくなり、レッスン後に30分くらい、教室のスタジオをレンタルして練習するだけになります。
初級~中級の時は猛烈に猛烈に練習したけど、上級にまであがると、踊りもハードで体力も持たないし、自分たちのレベルも上がったこともあり、短時間で集中してポイントをおさえ、生産性の高い練習を行います。

佳境に入ると、スマホでいろんな角度から動画撮影をし、それを非公開のユーチューブにUP。自らの姿、顔の表情、全体の位置確認をします。時には違うチームに見てもらって、第3者の意見をもらい、修正していきます。
そうして出来上がった努力の形を、ギター・唄合わせで先生に見てもらうのです!

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フラメンコ発表会④ギター・唄合わせ

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